Vol.232 合同ディレクターミーティングを開催しました

健育会グループではカンファレンスなどを通じ、すでにチーム医療に力を入れていますが、まだドクターの関与は十分に足りているとはいえません。特にリハビリテーション医学の歴史は浅いため、内科・外科等専門医は大学や現場でリハビリの知識をほとんど教わってきていない。極端な話、ドクターがいなくてもリハビリはできます。それなりの評価は得られるかもしれませんが、患者さんとその家族はドクターからの専門的な見識を待っているのです。「リハビリの専門知識を備えたドクター」の育成に、グループとして積極的に取り組みたいと考えています。

その育成プログラムは学会指導型ではなく、実際の臨床を重視し、各自がカンファレンスで発言できるような形、さらにはカンファレンスをリードできるドクターをグループ内で育てたいと思います。

竹川病院のリハビリ医・山崎先生を中心に、リハビリの知識も総合医としての資質も習得できる研修プログラムを作り始めました。入職初期にリハビリの勉強をすることによって、半年後には典型症例を理解し、リハビリチームをリードできる医師になってもらうものです。

本当の意味での「ゼネラル」を診る医師。リハビリに加えてそれぞれの専門知識を持つ幅広いドクターを育てるシステムは、高齢化が進む現代、必ず評価されるでしょう。

スタッフから信頼され、さらに患者さんや家族から「しっかりとドクターが説明してくれる」と評価される「光り輝く民間病院」として、健育会はアクセルを踏み続けていきます。職員のみなさんにも「心豊かな医療を提供する」心構えを持ち続けるよう、ディレクターから常に情報を発信してほしいと思います。