Vol.234 NHKスペシャル「迫る“介護崩壊” 新型コロナで揺れる老後」の放送を観て、グループ内で意見交換をしました。

確かに、介護保険制度を維持することが困難な現状です。番組では今後予測される数値をもとに「国民への負担増」か「介護サービスそのものの縮小」といった選択肢の可能性を提言。さらに実際に介護を支える「人材不足」について問題提起していました。

この介護保険制度の維持と人材不足、2つの問題は次元の違うものとして私は捉えています。まず“介護保険制度の維持”。介護保険制度を維持することよりも、介護が必要な人に適切なサービスを継続して提供すべきかが重要な課題です。

まさに健育会の介護施設のミッションである「活力のある高齢社会のサスティナビリティを実現すること」につながる考え。改めて私たちが目指す方向には社会的意義があると再認識しました。

ミッションを遂行する上で避けて通れないのは、やはり人材不足の問題です。国(制度)に頼らず、自分たちで出来ることは今すぐにすべきと考え、ディスカッションを開催しました。

介護スタッフがいかに魅力的な職種であると感じてもらえるか――番組が再放送された翌日に、本部と全施設の管理者を集め、グループ内で改善すべき点を探るべくオンラインにて話し合いました。

IT機器を活用した「非接触介護」など、番組の中にも多くのヒントがありました。介護職員の待遇改善、ひいては魅力ある職場づくりにつながる施策として、ハード面/ソフト面(人材)へのアプローチから実に多くの案が出ました。