Vol.244 介護技能実習生の親睦会を実施しました

この取り組みが評価されたこともあり、2013年には天皇皇后両陛下がケアポート板橋を行幸啓いただき、2015年には、国賓として来日されたフィリピンアキノ大統領の歓迎晩さん会に私が招待されました。

2014年からは、中国人看護師プロジェクトを日本語学校と共同で開始しました。日本で日本語と看護師国家試験の勉強を行いながら看護師国家資格を取得し、健育会グループで働くというプロジェクトです。今まで31名の方が看護師国家資格に合格し、現在も19名の方が健育会グループで働いています。

2016年には外国人技能実習生の対象職種に「介護」が追加され、介護施設や病院で外国人の方が働くことが可能になりました。健育会グループでは、これに先立ち2015年からミャンマーとベトナムを訪問して現地の状況を視察し準備をすすめました。2019年から介護技能実習生の受入を開始し、現在ベトナムから10名、ミャンマーから12名、合計22名の方が健育会グループで働いています。

介護技能実習生の受入には紆余曲折がありました。ミャンマーからの実習生は、ミャンマー国内の情勢不安と治安悪化により、入国が当初の予定から約3年遅れました。入国後も、昨年からは新型コロナ感染に見舞われ、技能実習生のみなさんは、初めての土地で不自由な生活を送ることになり、職員との交流も限られた状況でした。

そこで、この度、新型コロナ感染が落ち着いてきたこともあり、感染対策を十分行ったうえで、伊豆地域と東京地域に分かれて技能実習生のみなさんの親睦会を開催しました。お互いの勤務の様子や日常生活の様子を発表し、情報交換を行いました。短い限られた時間ではありましたが、参加した皆さんからは笑顔が見られ、同じ実習生という立場で気持ちを共有できてよかった、このような時間を作っていただき本当に感謝します、との声が聞かれました。