Vol.247 2021年を振り返って

石川島記念病院、西伊豆健育会病院でコロナ受入れ体制を整備

コロナ感染の最大規模ともいえる第5波が到来したのは8月。健育会では9月には2施設でコロナ患者受入れ体制を整備していました。9月21日に西伊豆健育会病院で専用病床を2床新設。27日にはリハビリテーション病院であった石川島記念病院は18床の中等症患者専門病院として開始しました。8月の第5波による悲惨な状況を見ての決断でした。

9月24日には、当時の西村康稔経済再生担当大臣が石川島記念病院を視察訪問されました。多くのメディアにも取り上げられ、いかに注目を集めたかが表れていたと思います。

グループに浸透する“健育会イズム”を感じた1年

この1年、オンライン形式ではありましたが「TQM活動発表セミナー(2月)」や「看護・リハビリテーション研究会(3月)」「チーム医療症例検討会(7月)」など、教育・研修は例年通りに開催できました。みなさんの発表はとてもすばらしいものばかりで、私が考える健育会のあるべき姿・目指すビジョン、いわば“健育会イズム”がみなさんにも正しく伝わっていることを実感しました。

春以降、グループ内施設でクラスターは出ませんでした。感染を未然に防げた結果です。大変な状況が続きましたが、みなさんが「ONE TEAM」となって最善の取り組みができた1年であったと感じています。

69年目を迎える2022年、健育会が掲げるテーマは「豊かな心でチャレンジ」。スピード感を失わず、すべての方の尊厳を尊重し、愛情をもって親身に対応することを約束いたします。