Vol.325 第二回「医療接遇対応能力検定」中級資格者向け研修を行いました

石川島記念病院 村田有加さん(医療事務)

以下、2名は欠席のため、後日接遇マイスターのバッジと認定証を授与しました。

竹川病院 横田真理さん(クラーク)
石巻健育会病院 庄司真弓さん(医療事務)

授与の後、私から資格者の皆さんに向けてメッセージを伝えました。

「医療接遇対応能力検定」中級資格の取得おめでとうございます。
病院の受付や会計は、患者さんが最初と最後に接する、いわば病院の顔となる場所です。
初めて病院を訪れる患者さんは、不安を抱きながらやってきます。
受付で初めて受ける接遇が、親切で心温まるものであれば、患者さんは安心して「この病院は信頼できる」と感じてくれるでしょう。
そうして病院へ訪れた患者さんは、医師や看護師たちから様々な医療行為を受け、病院を後にします。医療従事者の対応に満足する患者さんもいれば、そうではない印象を抱く患者さんもいるかもしれません。
そのような時、病院との最後の関わりとなる事務対応で、優しく丁寧な接遇をされると、患者さんは心が満たされ、抱えていたマイナスの感情も打ち消されます。皆さんの接遇には、医療職の至らない部分を補うほどの力があるのです。
病院を去る間際に、親切な接遇を受けると、患者さんもご家族も「この病院は素晴らしい」と強く感じてくれるでしょう。
接遇は、一見すると表面的なサービスに思えるかもしれません。しかし、その質を高めると、患者さんに多くの幸せホルモンを生み出してもらえます。
皆さんには、初めて病院を訪れる患者さんの不安を取り除き、病院を後にする最後の瞬間に、幸せホルモンが生まれるような接遇をしてほしいと思います。
そして「医療接遇対応能力検定」中級資格者として、そのスキルを存分に発揮し、接遇の手本となる振る舞いで、周囲を指導していってください。