Vol.330日本航空株式会社斎藤祐二副社長による特別講演会を開催しました。

医療法人社団 健育会 理事長竹川 節男

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2025年7月15日(火)オークラ東京にて日本航空(JAL)代表取締役副社長執行役員でコーポレート部門を管掌し、グループCFO、CWOも務める斎藤祐二副社長を講師にお招きし、特別講演会「新生JALの経営戦略」を開催しました。

私と斎藤祐二副社長とは、公私ともに長い縁があります。先日搭乗したJALの機内で流れていた経営戦略に関する映像に感化され、健育会グループでもJALのような取り組みを行わなくてはならないと感じて、本日の講演会を開催する運びとなりました。

講演ではまず、JALグループの概要が紹介されました。1951年に創業し、現在では国内線133路線、国際線66路線、世界68カ国395都市に就航、約38,000人の社員を擁する巨大企業。JALが経験した経営破綻から企業再生に至るまでの道のり、そしてその後の経営戦略、特にESG戦略を中心とした新生JALの取り組みについて詳細に説明いただきました。

JALが経営破綻に至った要因として「事業構造の課題」と「企業風土の問題」の二点が挙げられ、事業構造の課題としては、需要変動への対応の遅れ、不採算路線の撤退の遅れ、そしてコスト削減の遅れが指摘されました。また、企業風土の問題としては、一体感の欠如、採算意識の欠如があったとのことでした。