Vol.348 2026年度新社会人入職研修を開催しました

本日は、社会人・医療人になったばかりの皆さんに、これから絶対に遵守してもらいたいことについてお話しします。
医療・介護の世界では、ほんのわずかな意識の低さが重大な事故に繋がりかねません。医療従事者である以上、今日お話しすることは一人ひとりが必ず徹底するようにしてください。
皆さんにはまず、一般的な「社会人としての責任」と、医療・介護に携わる「医療人としての責任」。この2つの重みについて正しく理解していただきたいと思います。

では、具体的に「社会人としての責任」とは何なのか、順を追ってお話ししていきます。
皆さんはまだ社会人になったばかりですが、現場の患者さんやご利用者から見れば、ベテラン職員も皆さんも同じ医療従事者であり、区別はつきません。そのため、業務の中で何かを尋ねられる場面も当然出てきます。
そのような状況で皆さんに求められるのは、「できないことを曖昧にしない」ことです。
もし判断に迷う質問をされた時は、その場しのぎの返答は絶対にせず、「上司に相談して参ります」と伝えてください。そして自分では判断できなかった情報をいち早く上司に伝達する。こうした対応を取ることが、現在の皆さんが担うべき責任です。
「できないことは、できないと伝える」「いち早く情報を上司に報告する」この2つを必ず徹底してください。

次に、医療・介護に携わる者としての「医療人としての責任」についてお話しします。
皆さんが行う日々の業務は、患者さんの身体に触れ、手術の介助をし、点滴や輸血のために針を刺すなど、見方を変えれば「傷を与えること」に他なりません。
また、薬の投与も、身体に大きな変化をもたらす非常にリスクの高い行為です。
薬という毒を扱い、メスを入れて傷をつける。こうした医療処置は、本来であれば「傷害罪」にも相当する行為です。