健育会グループで一番大切にしていること。それは「人間の尊厳は平等である」ということです。人の命は平等に扱いたいけれども、残念ながら平等ではありません。しかし、人間の尊厳だけは平等でなければならない。これだけは覚えていてください。年齢、病状、意識の有無に関わらず、全ての方の尊厳を尊重した対応を行う。尊厳は平等なのです。
我々のグループでは多くの研修や勉強会を積極的に行っています。特に医療・福祉に携わる者は、一生勉強が必要です。また勉強によって使命感が育まれます。そのような考え方で、我々のグループでは研修や勉強会を積極的に行っています。
最も大きな理事長の仕事と言うのは「責任を取る」と言うことです。皆さんが患者さんのために良いことをしようとしてチャレンジしたことは、いかなる結果になろうとも全て責任は、私が取ります。上司と相談しながら、少しずつチャレンジしていって欲しいと思っています。皆さんの益々の成長を期待しています。
講話の後は、株式会社ビーフォーシー 相部先生の研修です。この研修は、4月の研修のつづきとなっており、4月の研修で設定した目標についての振り返りから、「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」の徹底のアドバイス等、より実践的な接遇について学びました。一般的な会社と健育会グループとの共通点や違いを先生の経験からお話下さり、新社会人の経験談を聞きながら、「時々、理不尽だと思うようなこともあると思いますが、それはどの社会でもあること。医療に携わると言う高い理想をもって入職された皆さんなら必ず乗り越えられます。」と熱いエールも頂きました。
60周年という記念すべき年に入職された学卒新社会人の皆さんには期待も高く、これを機会に更に成長し、健育会グループでの活躍が期待されます。