2018年4月、健育会グループではグループ全体で94名の新社会人を迎え入れました。この新社会人を対象とし、社会人としての基本・心構えを学ぶための新社会人入職研修を、北海道石狩市 花川病院の敷地内にあるグループの研修施設ブルーハウスに合宿して行いました。
研修は、2018年4月23日(月)から5日間に渡り、2グループに分かれて行われました。社会人としての基本的なマナーを学ぶ他、各班でグループの特徴をまとめたポスターを作成するなどの共同作業を行って結束力を高めました。さらに研修の中日に当たる4月25日 (水)には、私が新社会人に向けて講話を行いました。
社会人として
一番大切なことは「責任感」
社会人として1番大切なこと、それは「責任感」です。学生の時は「うっかりしていました」「忘れました」ということが通用したかもしれませんが、社会人になるとそれは許されません。特に医療・介護の現場では、「うっかりしていた」「忘れていた」という事が、患者さん・ご利用者の命に関わってくることがあります。もちろん皆さんは新人ですから、「自分で責任をとる」ことはできません。では、皆さんが「果たすべき責任」とはどのようなことでしょうか。それは守るべき規則をよく知り、それに則って行動することです。
健育会グループでは、「医療介護はサービス業である」と考えていますが、サービス業ではお客様から様々な要求があり、規則に則って行動するだけでは対応できない場合があります。そのような時は、躊躇なく患者さん、ご利用者、ご家族に「上司に相談して参ります」とお話しして待っていただき、上司の指示を仰いで行動してください。絶対に自分の判断や思い込みで対応しないことです。これが、まだ一人前になっていない皆さんが全うすべき責任です。
また、医療・介護に限らずサービス業というのは100引く1は99ではなく、ゼロになってしまいます。これは、もし皆さんが自分勝手な判断で行動し、そのことによって患者さん、ご利用者、ご家族から信頼を失う結果になったら、健育会グループ全体への信頼、評価がゼロになってしまうということです。このようなマイナスの行動は組織全体に影響を及ぼします。皆さん一人一人の行動にそのくらいの重みがあるということをしっかりと理解し、皆さんの責任をしっかりと全うして下さい。