私の講話の後には、26年間もプロバスケットボール界で活躍しているレジェンド、元日本代表、現在はプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」で監督兼選手でいらっしゃる折茂武彦代表兼選手から新社会人の皆さんへ激励のメッセージをいただきました。
「考え、工夫し、実行する」
私は、23歳の時にプロバスケットボールの世界に入って、40歳まで日本代表として戦ってきました。そして47歳の現在も現役選手を続けています。体格的に恵まれているない私が、なぜこの年まで現役としてプレーができていると思いますか? 私は、どうすれば上手くなるか、どうすれば勝てるかだけを「考え」てきたからです。そして、ダメならば「工夫」し、そして考え工夫したことを「実行」してきました。皆さんもこれから様々な困難にぶち当たることがあると思いますが、何か行動する前には、まずしっかり考えて欲しいと思います。
私が大切にしている言葉
- イメージ
- 意 識
- 集 中
- イメージ：
- 私は選手でありながら、クラブの代表を務めています。実は、我々プロバスケットボールチームも病院と同じサービス業だと思っています。皆さん達には、患者さん、ご利用者、ご家族、そして我々にはファンがいます。ファンが何をしたら喜ぶのかをイメージしながら、様々な試行錯誤で会場に来ていただいたファンの方を楽しませるよう努力しています。
- 意 識：
- 私はプロの選手なので、常にうまくなるためにコーチから言われたアドバイスなどを常に意識しています。皆さんにとっては、今日理事長からお話があった内容を常に意識して取り組んでいくことが大事です。
- 集 中：
- 集中が途切れると何が起こるか考えて見てください。当然、我々選手は怪我をしやすくなります。そして皆さんにとってはミスにつながる確率が高くなると思います。集中して仕事に取り組むことが大切です。
- 規 律
- 習 慣
- 覚 悟
- 規 律：
- 組織にとっては規律が一番大切です。規律が乱れると組織力は高まりません。
- 習 慣：
- どんな人でも良い習慣、悪い習慣が必ずついています。仕事をしてお金をもらう以上、プロですからプロらしい生活をすることが大切です。日常生活においても、しっかりと良い習慣を身につけてください。
- 覚 悟：
- 何をするにおいても、覚悟がない人間はうまくいきません。生半可な気持ちで行動してしまうと、失敗してしまいます。皆さんは若いですから、覚悟があればどのようなことでも絶対乗り切れると思います。ですから、しっかりと覚悟を持って仕事に取り組んで欲しいと思います。