Q. 老健の運営については?
老健においては、「超強化型在宅復帰支援施設」として認められた「家に帰るための老健」として、3ヶ月でご自宅に戻ることを目指して運用しています。そのため一般的な老健よりもご利用者の入れ替わりが早くなり、その分スタッフの日々のオペレーションで求められているものは多くなっています。ただこれも、しっかりと経験を積んでいくことで職員のレベルが上がり、対応できるようになっていくでしょう。
Q. 今後の目標は?
自己採点では「スタッフの数」「スタッフの質」そして「地元の病院からの信頼」の3つのポイントとも、100点満点には達しておらずせいぜい75点くらいだと思いますが、それはこの病院・老健がさらに成長するための伸び代だと考えています。開院1年4ヶ月で満床という目標をクリアし、次の目標は開院3年の2020年で「日本トップレベルの回復期」「日本を代表する老健」に成長させたいと考えています。ホテルで言えばリッツ・カールトンホテルのイメージです(笑)。理想の姿を実現するためにさらに高い次元を目指していきたいと思います。
矢吹マネージングディレクター
(ねりま健育会病院)
Q. マネージングディレクターとしての満床についての苦労は?
ねりま健育会病院は2017年4月に50床でオープンし、同年8月に100床での運用となりました。当初は右肩上がりに入院患者さんの数が増えました。95%を超えるあたりから、病室の空き状況と入院をご希望の患者さんの状況が合わない場合が出てきたり、また当院では急性期後の重症度の高い患者さんを早期で受け入れリハビリを行うため、急な病状の悪化によって急性期病院へ戻るようなことも往々にして起こるため調整が難しく、満床達成までには少し時間を要しましたが、8月最終週には達成することができそうです。
Q. 今後への課題は?
酒向先生のお話の中にもありましたが、職員のレベルアップがこれからの大きな課題だと思います。現時点では特に医療ソーシャルワーカーと事務職のレベルアップを目指していきたいと考えています。