この度の平成30年北海道胆振東部地震によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
健育会グループでは北海道石狩市の「花川病院/介護老人保健施設オアシス・在宅事業部」が被災しましたが、
現在は通常通りの運営を行っております。
地震発生以降、多くの皆様からご心配とお見舞いのメッセージを頂き、誠にありがとうございました。
病院・施設は、その地域に住む方々にとって欠かすことのできないものであり、地域と一体となって成り立つ事業であると私は考えています。たとえ民間であっても病院・施設は「地域の財産」と言える存在でなければなりません。特に過疎地域において病院は、その地域において中核的存在であり、医療・介護サービスのみならず地域の雇用や経済への貢献は大きなものであると感じています。
そのような背景から、「病気になって初めて行く病院」「介護が必要になって初めて行く施設」ではなく、地域の方たちとのつながりを常に密にし「常日頃から地域の皆様に親しまれ、愛される病院・施設」になり、地域の皆様と一緒に良き地域社会を築いていくことが大切だと考えています。
以上のような私の考えを反映し、健育会グループの各病院・施設では、以前より地域の方々との連携活動が活発に行われています。
湘南慶育病院:健育祭では病院の駐車場をイベントスペースに
特に、昨年開院した湘南慶育病院においては、慶應義塾大学藤沢キャンパスと連携して「健育祭」を行い、また地域の皆様に健康寿命を伸ばしていただくための情報等を提供する「市民公開講座」を定期的に開催するなど精力的な活動が行われています。
また、ケアポート板橋においては、改正社会福祉法で地域貢献が義務付けられる以前から毎年継続して行なっている「納涼祭」に、今年は過去最多の約700名もの地域住民の方にご参加いただきました。
このようなイベントをはじめとして、健育会グループの病院・施設ではたくさんの地域連携活動が行われています。今回の理事長トークでは、各病院・施設の活動レポートを紹介します。
湘南慶育病院:市民公開講座は毎回満席
ケアポート板橋:700名もの地域住民の皆さんにご参加いただきました