審査委員長を務めた長谷川先生から、受賞の表彰の後に、以下ような講評をいただきました。
長谷川先生講評(抜粋)
全体として、どのご発表においてもストーリーのまとめ方や発表の仕方が上手で、年々レベルが上がってきていることを感じています。
TQMの審査においては、審査員みんなが納得して「感動する」ということが大切です。そのためには、TQMのストーリーがしっかりと見えることが大切であり、かつ、ポジティブな形で達成感が見えるところが重視されるところです。また、質疑応答は通常の発表ラインでは話すことができない内容を、質問を機会に話すことができるチャンスでもあります。ですから、質問を想定してきちんと答えを準備をして欲しいと思います。そのような準備ができるというのもチームの力だと思います。健育会のモットーは学んで改善することだと感じています。そのためには何事も普段からポジティブに考えなければいけませんし、自分の気持ちを明るくしていくことが大切です。そうするとよりいい結果を得られるし、学ぶチャンスも出てきます。ですから発表の場もそのようなチャンスと捉えて楽しんでいただけると非常に良いと思います。
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セミナーの後には、懇親会を行いました。
懇親会の冒頭には、日本病院会理事で茅ヶ崎市立病院 病院長の仙賀 裕先生にご挨拶をいただきました。
今回はお招きいただきありがとうとざいます。私は急性期病院に勤めているのですが、今回のセミナーでは急性期病院では思いつかないようなテーマが多く、とても新鮮に感じました。演題の内容はもちろんのこと、それぞれのご発表の後の質疑応答が、普通のセミナーや学会と比較するとあり得ないくらい活発で驚きました。それだけ盛んに質問があるということは健育会グループという組織そのものが活発だということだと思います。そしてご発表からは、職員の皆さんが患者さんや地域の皆様のために頑張っていらっしゃる姿を見させていただき感銘を受けました。ありがとうございました。
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その後は、4回目となる介護施設の年間MVP賞の表彰式を行いました。これは介護施設ごとに毎月実践している月間MVPの受賞者の中から、年間MVP賞を決定し受賞した職員の功績を讃えるものです。各施設から選ばれた職員に、岩尾副理事長から表彰状を渡してもらいました。
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