視察時は、新しく院長に着任した重田洋平先生に院内を案内してもらいました。
この地域の全ての患者さんの主治医に
石川島記念病院 重田洋平院長
回復期リハビリテーション病棟を備えた当院は、中央区初というだけでなく、台東区など近隣エリアを含めても貴重な存在になっています。近くの大きな病院にごあいさつに行ったときも、大変歓迎されました。早速患者さんにもご来院いただいており、この地域で本当に回復期リハビリが求められているのだと実感しています。
また、ほとんどの回復期リハビリ病院は外来診療を行っていませんが、当院は内科と整形外科の外来を受け付けていることも特徴です。内覧会では多くの方から「診療再開はいつですか?」と聞かれ、大変ご期待いただいていると感じました。そのご期待に応えられるだけの設備も備えており、この地域の全ての患者さんの主治医として地域医療に貢献することが、我々の責務。スタッフ一同が、それを果たそうと意欲に燃えています。
この地域は、石川島記念病院の開院前から整形外科の患者さんが多かったという歴史的な背景もあり、診療再開を心待ちにされていた患者さんが多かったようです。再開初日の午前中にスタッフがメインエントランスから出たところ、通りがかった高齢の女性から「午後の受け付けは何時からですか?」と尋ねられたそうです。その方は、休診前からの患者さんで既に診察券をお持ちで、診療再開を喜び、午後の予約をして帰られたという話を聞きました。整形外科の患者さんは初日にしては多く来院しており、リハビリの入院もありました。長い歴史を持つ病院の新しい一歩として、順調な出だしになったと思います。