石川島記念病院
- オープニングとして職員手作りのみこしで病棟内を練り歩いた後、デイルームでイベントを開始しました。みこしのかけ声は、気分を高揚させる効果が大きかったです。患者さんと職員は、町内会「新佃」のおそろいのはんてんを着用。「中央区にお住いの方」「はーい!」といった職員の巧みな前振りもあり、お祭り気分が盛り上がりました。
- 敬老会の前から、デイルームで嵐の「Wash your hands」のダンスの映像を流してご高齢の患者さんがノリノリで踊られ、笑顔あふれるイベントになりました。また、この日のために録画された佃中学校の和太鼓部の祭り太鼓の演奏が大画面に映し出されると、皆さん真剣に見入って大きな拍手が湧き、涙ぐむ方もいらっしゃいました。
- リハビリテーション室に移動した後は、町内会からお借りした輪投げや風船釣りなどにもご参加いただき、真剣に風船を釣って笑顔がこぼれるといった普段とは違った雰囲気でのリハビリテーションも実施。最後は、院長が80歳以上の患者さんを対象に長寿を表彰。入院中の全患者さんに記念の品として「新佃・地蔵図入りの祭り手拭」を進呈し、患者さん、職員ともに長寿を祝うことができました。
- 石川島記念病院では初めての試みだったにもかかわらず、職員たちが進んで夜遅くまで工作や飾り付けを行ない、新社会人の職員たちにとってはイベントの前面に出て働くという良い経験になりました。また、多発性脳出血から戻ったばかりの患者さんに感情が宿ったり、高齢の患者さんたちがいつにも増して活き活きと動かれたりする様子に、改めて気持ちの持つ力を感じました。
ライフケアガーデン熱川
今年は、太鼓演奏者や託児所の園児、地域の高校生など外部の方の演目を中止し、ご家族の参加もない中で「職員だけで何ができるだろうか」というところからスタートしました。現在もなお、ご利用者さんはご家族と気軽に会えない状態が続いており、辛い気持ちでいることを日々感じていました。それは、ご家族も同様のはずです。
そこで、事前にご家族からお祝いの言葉を頂き、敬老会で代読しました。「会えない日々が続いていますが、コロナ禍が明けたら必ず会いにいきます」「会えないですが、毎月送られてくる写真を見て元気にしているとわかります。会える時まで元気で過ごして下さい」といった心温まる言葉やお孫さんからの手紙に対してうなずいたり、涙を流したりする方がいて、温かな時間が流れました。その後、1年間の出来事を振り返り、コロナ禍が明けたらまたたくさんの思い出を作りましょうという思いを込めて上映会を実施。自分の姿が映し出されると指をさして笑顔を見せたり、職員とその時の思い出を話されたりする姿が見られ、とても微笑ましい光景でした。
職員の出し物で2人羽織を行うと、職員の顔がクリームだらけになると手を叩いてお腹を抱えて大笑いされる方も。炭坑節音頭では、担当の職員だけでなく他部署の者まで全員参加し、大いに盛り上がりました。昨年とは違う敬老会でしたが、入居者さんの幸せそうな笑顔を多く拝見することができ、参加している職員も幸せな気持ちになりました。
ライフケアガーデン湘南
- テーマは「一笑一若」。1回笑えば1歳若返る! コロナ禍でも笑って若返っていただく敬老祝賀会にするという思いを込めて設定しました。今年は新型コロナウイルス感染症予防対策を最優先にして、ご家族や外部の方々によるお祝いは中止せざるを得ませんでした。特定入居部門は2部制に、デイサービスは別会場にして時間をずらし、3密の状態を作らないように会場を常時換気。入場時のアルコール消毒に加えて、ご入居者さんと職員はマスク着用で開催しました。
- 会場の入り口周辺は、鶴と亀の壁飾り、バルーンアート、全ご入居者さんの笑顔の写真を使用した「笑顔の樹」などで装飾。会場内も、紅白幕とスタンドフラワー、バルーンアートで飾り付けました。昼食は、栄養科による手作りお祝い御膳で、盛り付けや味など大変好評でした。式典は、節目の方への記念品贈呈に加えて、職員による踊り「365歩のマーチ」「長生きサンバ」でご入居者さんを笑顔にすることができました。式典終了後には、会場入り口の鶴と亀の飾りの前でちゃんちゃんこを着用して、プロのカメラマンによる記念撮影も行いました。
- ご家族へは、事前にWEB会議サービスを使ったオンライン中継をご案内し、当日は合計33の端末から接続。「楽しく見させていただき、ありがとうございました」といったメールも頂きました。