Vol.250 オミクロン株による感染拡大重田院長に聞く 石川島記念病院の現状

9月から現在までーー
入念な準備期間が現在につながる

石川島記念病院がコロナ患者受入れ専用病床を開設した当初は、第5波が収束したころでした。10~11月に施設のクラスター患者を一手に請け負いましたが、しばらくは落ち着いた状況。その間に入念な準備できたことが、現在の対応につながっています。他病院と情報交換をして、治療のプロセスなどを教えてもらい、院内のシステムに落としこむことが十分にできた。感染対策に関しては、以前の取り組みに加え、改めて講習を行いました。現状はまだ使っていませんが、人工呼吸など緊急の挿管、気管内挿管に際してのリスクをいかに減らすか修練できました。そのため、スタッフを含め、いざとなったときの対応に備えています。これまで準備してきたことが、いま形となってできている状況です。