Vol.303 2024年度新入職員研修を開催しました。

先ほど理事長からチームワークのお話がありました。みなさんは健育会という組織に属し、我々も「レバンガ北海道」という組織の中でチームで動いています。
これは個人的な意見ですが、僕が1番嫌いな言葉は不平不満です。誰かが不平不満を言い出すと、それに便乗して周囲が巻き込まれていく。その人数が多くなればなるほど、組織は必ず壊れる方向へ向かっていきます。不平不満は自分の価値を下げます。不平不満ばかり言う人は信用できないし、一緒に仕事したくありません。だから不平不満があっても絶対に口に出して言うべきではないのです。
そしてプロは言い訳が通用しません。体調が悪くてもお金を払ってチケットを買って来てくれる人には関係ありません。それだけはしっかり胸に刻んでください。

皆さんはまだ若く、可能性は無限大です。僕は54歳ですが可能性はまだあると思っていて、可能性を広げるために自分にいつも言い聞かせている言葉が3つあります。「行動し続けなさい」「継続し続けなさい」「挑戦し続けなさい」です。僕はバスケットしかしてこなかった人間で、右も左もわからない経営の世界に飛び込み、スポンサーが集まらずにプロ選手時代に貯めたお金を全部使い果たし、挙げ句に3億借金してこのクラブを続けてきました。
それぐらい失敗だらけでしたが、どんなに辛くても行動し、厳しい状況でも継続してきました。僕にとって経営はチャレンジでしかなかったです。結果、13年間このクラブは続き、ただのバスケットボールの選手だった自分の可能性は広がりました。どっちに転ぶかはわかりませんが、続けなかったら絶対いい方には転びません。だからどんなに辛く嫌なことがあっても、継続することが1つの手かもしれないと考えてみてください。
そして絶対に物事はネガティブに考えないでください。現役時代にネガティブに物事を考えて解決したことなんて1つもありませんでした。シュートを死ぬほど落として、次もまた落ちるんじゃないかと思って打たなかったらシュートはもう入らないのですから。ポジティブに物事を考えていけば、必ず解決策は見つかるし、必ず誰かが助けてくれると思っています。

最後に。どんな仕事も必ず人と関わります。そこで大切になるのが信頼です。そして簡単に聞こえますが、信頼を築くのは本当に大変です。僕はこれを得るために13年かかりました。信用も信頼もないからスポンサーがつかないし、銀行もお金を貸してくれないわけです。そして不平不満を言ったり、言い訳をしたりする人には信用、信頼は築けないということもぜひ忘れないでください。
今日お話ししたとことは僕の経験談なので正解とは限りませんが、必ず皆さんの役に立つと思います。だから心のどこかにしまっておいて、あの時にこう言っていた人がいたなと、生活や仕事をする上で思い出していただければと思います。ぜひ新たなステージで頑張ってください。