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今年の初めにもお話したように健育会グループは、日本人の国民性を活かしたOur Teamでの運営を目標としています。ひとりひとりがチームの一員である、という意識で安全・経営・親身な対応をチームで目指していくといった目標です。 今年は更に「健育会グループの伝統に基づいた文化」を築くことにも挑戦する、というお話をしました。 「人間の尊厳は平等である」「人の命は何よりも尊い」という医療人の哲学に基づいた行動を職員全員が意識せずに行う取り組みです。
なぜ「伝統に基づいた文化」を大切にしていくのかと言いますと、哲学を持ちながらチームでの経営を行うと自然と「親身な対応」ができるようになるからです。
「親身な対応」は安全性と経営の「しくみ」がきちんとできてこそ生まれます。
チームとしての認識を持ちつつ、ひとりひとりが哲学による行動をする。この両方を実践していくのが今年の私の目標です。
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まず一番に「安全」が大切です。患者さんや利用者の安全が担保されていなければ、どんなに良い経営をしていてもその企業はすぐに潰れてしまいます。
次に重要になってくるのが「経営」です。安定し、きちんとした経営をする。当然、利益を生むことは根底としてありますが、どういう社会貢献をするか、ということも重要になってきます。医療の質を上げる為の管理をしっかり意識していくことが大切です。
そして最後に「親身な対応」が登場してきます。
「親身な対応」、つまり「人間の尊厳は平等」「人の命は何よりも尊い」という医療人の哲学に基づいて行動をしていくと、チーム力がより高まり、患者さんや利用者に対して素晴らしい力を発揮することができるのです。
「安全」「経営」、といったOur Teamでの活動をしながら「親身な対応」でさらなる能力の向上を目指しましょう。
「安全」に関しては、本日のインシデント報告で、多くの医師がきちんと情報を把握していることがわかりました。