Vol.351 「明治のナイチンゲール」大関和への知識を深め、看護の意義を見つめ直すプロジェクトを立ち上げました

大関和の生家があったとされる地に建立された大関和記念碑を訪れた後、メンバーは大田原市那須与一伝承館の特別企画展「近代看護の先駆者・明治のナイチンゲール大関和」を見学しました。

展示の中には、現場で役立つ看護の方法や、患者に接する際の心構えを説いた大関和の著書『実地看護法』の一部を紹介するコーナーもありました。プロジェクトメンバーは、そこから和の看護に対する深い知識と真摯な姿勢をあらためて感じ取りました。

大関和の生まれ育った黒羽藩は、学問の奨励に非常に積極的であり、和は教養を身につけることのできる環境の中で育ちました。プロジェクトメンバーは、そうした黒羽の歴史について学ぶため、黒羽芭蕉の館で開催された企画展「明治のナイチンゲール大関和のふるさと黒羽と医療」を訪れました。

展示されていた黒羽藩の絵師、小泉斐(こいずみ あやる)が描いた「黒羽周辺景観図」や「黒羽河岸近傍見取図」を眺めるうちに、メンバー一同の中には当時の情景が鮮やかに浮かび上がり、まるで大関和が生きていた時代に自分たちがタイムスリップしたかのような心地となって、その功績や関連資料を、より深く感じ取ることができたようです。

その後、プロジェクトメンバーは、大関和の故郷である大田原市の歴史を今に伝える活動を行う大関社中を訪れました。大関社中では、江戸時代に黒羽藩を治めた大関家が甲冑に用いていたとされる組紐を再現し、大田原市の組紐ブランド「大関組紐」として、その伝統を広く発信しています。
見学では、当時の技術を用いて組み上げていく工程や、用いられる四色(紺・萌木・白・紫)の紐に込められた意味について解説いただきました。