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【優しさを伝えるケア ヒューマニチュード】講演要旨
- ヒューマニチュードはフランスで34年の歴史がある。
- ヒューマニチュードは、具体的技術に基づいた、誰でも学ぶことができる介護方法であり、ケアが必要な人なら誰にでも利用できるもの。
- ヒューマニチュードでは、ケア対
象となる相手に「あなたは大切な存在である」というメッセージを、相手が理解できる形で伝える。自分が尊重されていると感じてもらう具体的な技術を、包括的に実施するケアである。
- ヒューマニチュードの4つの柱は、「見つめること」「話しかけること」「触れること」「立つこと」である。
- フランスでヒューマニチュード導入前後を比較して、叫ぶ・暴れる・暴言などが如実に減り、また、職員のストレスも半分になったという結果が出ている。
- ヒューマニチュードは、職員も患者も満足度がアップするケアであると言える。
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- ケアをする人とは?
- 健康に問題のある人に対して、次のことを行う職業人である。
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- [1]回復をめざす。
- [2]現在の機能を保つ。
- [3]1/2が出来ないときには最後までそばに寄り添う。
- [4]実は外になっていないか。
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- 人として存在するということは?
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誰かに見つめてもらうことで存在する、誰かと言葉を交わすことで存在する、誰かとふれあうことで存在する、死に至るその日まで出来るだけ立つ。