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講 演 要 旨
脳活性化リハビリテーション
- 認知機能をあげようとするリハは辛いリハになるので、楽しくやろうということが大切だ。
- (1)快刺激で笑顔を引き出す(2)褒めてやる気を引き出す(3)コミュニュケーションで安心を(4)役割を演じることで生きがいを(5)失敗を防ぐ支援をすることで成功体験を積み上げる、これを脳活性リハの5原則としている。それにより、BPSDを抑えて、生活機能をあげることで社会参加をしてもらうことを目標にしている。
- 学習はどこの施設でも行うが、大切なのは学習介助者がいるということ。それは褒め役である。勉強するから効果があるのではなく、褒めるから効果がある。そこを理解していただきたい。
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認知症医療はチーム医療
- 認知症のリハビリテーションについて、厚生労働省によると「実際に生活する場面を念頭に置きつつ、有する認知機能等の能力をしっかりと見極め、これを最大に活かしながら、ADLやIADLの日常の生活を自立し継続できるように推進する」とある。つまり認知機能を上げるとは書いていない。リハビリテーションは生活障害を改善することが基本である。
- 認知症の医療は、チーム医療である。医者が全部抱えてできることではない。チームで取り組み情報をしっかり共有していくことが大切だと思う。
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