2020年2月8日(土)に「健育会グループ第14回TQM活動発表セミナー」が、「東京コンファレンスセンター・品川」で開催されました。
TQM活動発表セミナーは、健育会グループが毎年2月に開催する恒例行事の一つです。審査員長を務めていただいた東邦大学医学部の長谷川友紀教授をはじめとする計7人の審査員やご来賓16人を含む、約210人が参加。グループ内からは、各病院・施設の幹部職員やTQM活動を行ったチームのメンバーが集まりました。セミナー冒頭は、私が下記のあいさつを行いました。
健育会グループは、昨年石巻健育会病院が中心になって「第21回フォーラム『医療の改善活動』全国大会 in 仙台」を運営しました。全国大会を運営したということは、健育会グループのTQM活動に対する積極性とレベルの高さが評価されたからだと思っています。石巻健育会病院をはじめ、応援に駆け付けた各病院・施設の皆さんの努力の甲斐があり、全国大会は大成功を収めることができました。各方面からお褒めの言葉を頂いております。
全国大会を終えた我々は、次のステップに進まなければいけません。今年は診療報酬改定が実施されます。厚生労働省は、病院の数を減らすという方針を全面的に打ち出しており、厳しい診療報酬改定が予想されます。今後も我々が輝き続けるためには、効率的かつ効果的な病院運営が必要になってきます。効率的な運営だけならそれほど大変ではありませんが、それに加えて成果を上げるということになると大変難しい。しかし、そこは歯を食いしばって頑張っていかなければいけません。
我々が輝き続けるための原点になるのが、TQM活動だと思っています。TQM活動はチームで行い、まさに健育会グループが今年掲げるワンチームで達成するものです。ラグビーは、色々な国の人間が参加しているために、あえてワンチームを掲げているはずです。多様性があるからこそ、一つのビジョンに向かって進むために、ワンチームという意識が必要になるのだと思います。TQM活動も、さまざまな職種の人が集まってチームを作っています。しっかりとワンチームになり、効率的で効果的な病院経営に直結する活動かどうかという観点で、それぞれの発表を見たいと思います。