地域包括ケアを推進するために、退院支援に着目。病棟から外来への退院前看護申し送り実施率が18％と低かったため、その向上を目指す。申し送り手順の作成と実施、在宅をイメージした退院支援の必要性をイメージできる勉強会の実施、外来看護師の担当病棟を固定し申し送りの環境を調整、申し送り内容と実施状況の確認などの対策を行い、退院前看護申し送り実施率100％を実現する。

入居者の3割が満足な浴槽入浴をできていない状況で、施設理念である「心の介護」を実現するために、全員の浴槽入力を目指す。職員と入居者へのアンケート調査を行い、浴槽入浴ができていない要因や希望の浴槽入浴方法などを把握。入居者のADLを個別に分析して、各入居者に合った浴槽入浴方法を実施する。それらの対策が実を結び、全ての入居者が浴槽入浴できるようになった。

返戻率1.0％以内の実現に向けて、返戻件数をいかに減少させるかを課題に設 定。保険情報の誤りや記載要領の不備による返戻0件を目標に、保険情報をし っかりと確認できる環境の整備や保険情報入力後のチェック方法の見直し、記 載要領不備を防ぐための情報共有のルール作りに取り組む。その結果、2019 年10月診療分は、保険情報の誤り、記載要領不備共に返戻0件を達成した。