全発表の終了後、審査員による審査が行われ、最優秀賞1題、優秀賞2題が選ばれました。受賞演題と内容は下記通りです。なお、最優秀賞と優秀賞を受賞した3チームは、大阪府堺市で開催予定の「医療の改善活動」全国大会に参加してもらいます。会期は、11月19日(金)、20日(土)の2日間です。良い成績を持ち帰ってきてくれることを期待しています。
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- 入院患者における月平均の褥瘡発生数の減少を目指して
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いわき湯本病院
褥瘡撲滅隊2019年度の同院の褥瘡発生数は60件、持ち込み数130件とかなり多い結果だった。院外からの持ち込み数をコントロールすることは非現実的なため、院内でも褥瘡発生数を減らすことを目的にした。褥瘡委員会メンバーが中心になり取り組みを行ってきたが、スタッフへの定着が上手くいかず結果が現れにくい状況に。それまでの業務内容を見直して効果的な業務が定着するようにTQM活動を行った。
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- 食事時におけるポジショニング援助技術の向上
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ライフサポートねりま
安全に美味しく食べてもらい隊利用者の食事姿勢に対し適切な介入ができていないため、不適切な食事姿勢の利用者が多い。職員の食事時のポジショニングに対する意識が乏しく、知識・技術が不足していることが明らかになった。そこで、職員のポジショニング援助技術の向上を目指すこととした。
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- 透析患者さんの睡眠を薬剤に頼らない安全なものにする
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茅ヶ崎セントラルクリニック
ぐっすり眠り隊2019年診療報酬改定で「向精神薬の1年以上の長期使用に対して処方料が減額」に。一方「医師が薬剤師等と連携して減量に取り組んだ場合の評価として向精神薬調整連携加算」が新設された。その時点で処方減額の対象になる患者が26人いたため、薬剤に頼らない睡眠による患者の生活の質の改善に取り組むことにした。