Vol.331 2025年度の新入職員中途研修を実施しました。

このように「スピード」と「チャレンジ精神」で大いなる力を発揮することができるのが民間の強みです。健育会グループは、素早い情報共有を行うためのDX化も進めています。公的な機関は、前例がないことに対して非常に消極的です。その結果、公的な病院は軒並み赤字経営という現実を迎えています。民間ならではの「スピード」と「チャレンジ精神」は危機を脱する力となります。皆さんも何かあれば「チャレンジ精神」で工夫をして積極的に行動をしてください。もし皆さんが、チャレンジ精神を持って新たな取り組みをしようとした時「誰が責任をとるのか」と問われたら「理事長が責任をとる」と言ってもらって構いません。

次に「MVV」の「ビジョン」についてお話しします。地域の特性や経営資源によって長期的な目標は変わってきます。自分がいる病院・施設の理念をしっかりと頭に浮かべることができるように努めてください。全員が同じ理念を浮かべることができると、自然とミッションも達成されていきます。私の友人である公立病院で働いている医師は、一生懸命働いても経営が赤字になると言っていました。原因は、病院の理念がしっかりと職員たちに認知されていない部分にあります。どれだけ医師や看護師が懸命に働いても、思い描く理念のベクトルがばらばらでは結果につながりません。健育会グループでは、病院・施設の理念に向けて全員が同じ方向を見つめて行動しています。一つひとつの小さな意識も、数が集まれば大きな力となり、それは効率的な医療につながっていきます。

最後に、「MVV」の「バリュー」についてお話しします。健育会グループでは「クライアントの心を豊かにする病院・介護施設グループ」をビジョンに掲げています。このビジョンを実現するためには「7つのクライアント」が期待していることに応じる必要があります。例えば、ご利用者においては、ご家族がお見舞いに行った時、「こんなに目が輝いているおじいちゃん見たことない」と感動してもらうサービスの提供が求められます。
患者さんには「質の高い医療サービス」を提供することが求められます。患者さん一人ひとりに合った医療サービスを職員全体で提供できていることを「質の高い医療サービス」と呼びます。患者さんが求めてくるものは患者さんによって全て異なります。その違いをチーム全体で共有し、都度アプローチを変え、患者さんに提供する。このようなチーム医療が確立された病院こそ、質の高い病院と言えます。

それぞれのクライアントが健育会グループに何を求め、期待をしているのか。健育会グループにはどのような価値があるのか、という要望に対してしっかりと応えていく仕事が求められます。クライアントが期待している価値をないがしろにし、自分たちが思っていることを押し付けてしまっては、クライアントは喜んでくれません。皆さんは「自分自身の役割を全うする」「質の高いサービスを全ての職員で提供する」「病院・施設の進む方向をよく理解する」この3つをしっかりと頭に入れるようにしてください。これら3つを理解して日々の活動に取り組むことが、健育会グループの使命を全うし、ひいては国全体の医療を支えることへとつながっていきます。