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講演要旨

1. 天野先生ご自身の生い立ち
心臓外科医になったきっかけ
  • ● 心臓外科医になったきっかけは、父親が心臓弁膜症で入院したこと。
  • ● 難易度が高くても「心臓手術を克服した患者さんは、その多くが元気で生活を謳歌できる」ことを目の当たりにしたこと。
  • ● ものごとの原点を知りたがる性格で、歴史の浅い心臓外科が合っていた。
  • お話しされる天野先生
心臓外科医療への参加・成長
  • ● 亀田総合病院で、冠動脈バイパス術に出会い、同時にこの手術は将来の本流になると確信した。
  • ● 丁寧な診療、紹介医への詳細な報告、確実な手術を積み重ねて症例数は増加。初年度30症例から5年後には年間300症例以上の心臓手術を行うようになる。
新東京病院心臓血管外科で
  • ● 故平野勉理事長との出会いから「常に新しい分野への取り組みを忘れない。無謀とも思える挑戦を続ける。思い立ったが吉日。」を学ぶ。
  • ● 一番の風を切り、自分のエビデンスを持っていた先端心臓外科医 須磨久善先生との出会い、刺激を受ける。
  • ● 「患者さんに誠実な医療とは、現行保険制度での最良な医療とは」を教えてくれた、循環器内科医 故清水陽一先生との出会いがあった。
  • ● 通算症例は3000例。凍結保存ヒト大動脈弁による大動脈弁置換術、心拍動下冠動脈バイパス術など、新しい手術を開拓。
  • ● その後、順天堂大学教授に選考されて平成14年より勤務。
冠動脈バイパス術に込めた思い
  • ● 1985年に亀田創業病院で本格的な冠動脈バイパス術と出会ったことで、これからの手術と確信した。
  • ● 1990年代に須磨先生と出会い、世界の頂点を垣間みて目標を具体化することができた。
  • ● 1997年に心拍動下冠動脈バイパス術(オフポンプバイパス術)と出会って、ライフワークと定めた。
  • ● 2000年から殆どのバイパス術をオフポンプで行っている。

教育・研修