最新レポート
- 心拍動下動脈バイパス術
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- ● 人工心肺使用の手術と比較して、心拍動下動脈バイパス術の手術による死亡率の優位性は明らかである。
- ● 遠隔成績には両者で有意差はない。
- 冠動脈バイパス術
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- ● カテーテル治療が困難な患者さんにも心拍動下に安全に行うことができる。
- ● 一度、バイパスがうまく機能すると再治療の可能性が低く、安定した日常を送ることができる。
- ● 内服は主として、動脈硬化危険因子の管理目的で行い、ステントのような治療維持目的ではない。
- 心臓外科の楽しさ・魅力・難しさ
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- ● 手術を究めること。
- ● 手術は用手的に創傷あるいは疾患を制御する治療法のこと。
- ● 生体に侵襲を加えることを特徴とする。
- ● 目的は病体の制御および失われた機能の回復。
- ● 目的が達成できなければ、業務上過失傷害または過失致死と心得る。
- 正確な手術とは
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- ● 疾患や患者の病態に応じた解剖を把握する。
- ● 臓器が疾患によってどのように勧業が変化したかのストーリーを描く。
- ● 自己組織、人工材料、再手術などで治癒過程が異なることを熟知。
- ● 余裕を持たせた準備。
- 正確な良い手術とするために
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- ● 一回の手術で出来ることはすべて行う。
- ● 低侵襲を考慮した小切開。
- ● 丁寧な剥離・止血操作。
- ● 創傷治癒に不利な状況を避けて、有利な状況を探る。