TQM活動発表セミナー終了の後は、懇親会が開かれました。冒頭には審査員の先生方から、それぞれ感想を頂きました。
株式会社ビーフォーシー
代表取締役 相部 博子 様
今回も審査員をさせていただき、ご発表を楽しく聞かせていただきました。ありがとうございました。あっという間の10回目のTQM活動発表セミナーということで、このように継続するということがものすごく大切なことだと感じています。
私は研修という仕事をしていますが、時々自分で同じことばかり言っていると飽きてしまうことがあるんです。そして、同じことばかり言っていても仕方がないんじゃないかなと思い、落ち込んだ時期がありました。そのような時にフロリダのディズニーワールドに行って研修を受けました。
そして、ディズニーが今の組織を作るのに、同じことを永遠に言い続けているということを知りました。同じことを言っていると、言っている側も聞いている側も飽きてしまうのですけど、でも、組織風土をつくっていくということは、同じことを永遠に言い続け、継続するということが本当に大切なんだと感じました。竹川理事長に初めてお目にかかったのは20年ほど前と記憶しています。当時から本当に有言実行の方でした。健育会グループを見ていると、継続の力、これが実現させるということなんだと、目の当たりにしています。現場では色々と大変なこともあると思いますが、本当にいい風土の中で思う存分仕事ができるということはとても幸せなことだと思いますし、これからもプロの医療者として継続して皆様の力を発揮していただきたいと心から願っております。今日はありがとうございました。
ささやかではありますが、「お名前お伺いしてもよろしいですか? いわき湯本病院 外来クローバーZ」にビーフォーシー賞をお送りしたいと思います。患者さんのお名前を確認するということで、実は私も時々病院にかかって、確認をされると「ん?」と思うことがあるんです。それは、「相部さ〜ん」と呼んでいるのに、そばに行くと「名前を伺ってよろしいですか?」言われて、内心「今呼んだでしょ?」って思うんですね。でも、そのようにムッとされながらも継続してやっているのは、素晴らしいことだと思います。患者さんをお呼びになった後「確認のため、お名前をおっしゃっていただけますか。」という言い方だと、もう少しムッとしないかもしれないので、その辺も工夫していただけたらと思います。
株式会社ベックスコーポレーション
代表取締役会長 香川 哲 様
発表ありがとうございます。今回は、10回目のTQM活動発表セミナーということで、朝からどういう審査をしようかと考えていました。そこで、ネットでTQMについて調べてみたんです。そうしましたら、三省堂の大辞林に「全社的品質経営。企業で、従業員が製品の質の向上だけでなく経営的課題に対しても組織的に努力すること」と、書かれていました。そこで、経営的な視点を含んだふさわしい発表があるかな、という視点で審査させていただきました。そしてぴったりな発表がありました。「外来患者数増加に向けて 竹川病院 チーム外来連合」のご発表がぴったしカンカンでしたので、香川賞を差し上げたいと思います。経営者の観点から考えることが大事なポイントだと思います。私も何回か審査をやらせていただいたのですが、今日は一番燃えました。これがTQMの真髄だと思います。ありがとうございました。