最新レポート
各病院・施設よりグループ内地区予選を勝ち抜いたTQM活動は以下の通りです。（前半2/2）
- 吸引が出来るセラピストの育成システムの構築
- 平成22年、厚生労働省医政局によりセラピストによる吸引が認められた。しかし、どのような教育・研修が必要なのかが規定されておらず、医療施設等に任されているのが現状である。そこで、吸引ができるセラピストの輩出に取り組んだ。取り組み前は、リハビリ介入中に吸引が必要となる度に看護師に依頼していたが、改善後はリハビリ介入中にセラピストが吸引を行うことができるようになり患者さんの苦痛の時間を短縮できるようになった。
- 医事ー薬局使用薬剤突き合わせ作業における
薬剤使用差異原因の追求 - 医事薬剤請求量と薬局薬剤売上原価の差異原因の追究を行なった。「差異を特定する手段の確立」「現場在庫棚卸しルールの確立」「棚卸を1日で行い、棚卸後使用薬剤の把握方法の確立」などの対策を行い、医事薬剤請求量と薬局薬剤売上原価の差異原因を解明し、差異を減少させることができた。
- 居宅介護事業所におけるご利用者情報共有の確立
- 自分の担当のご利用者のことは理解しているが、他職員は担当者が休みの時にベストな対応がわからないという状況があった。そこで、判断が難しく緊急性の高いご利用者16名に対して、7名の職員全員が対応できるよう共有システムを確立した。その結果、ご利用者の安心を得ることができ、また職員も安心して休めるようになった。
- 施設理念実現にむけて～情報共有改善への取り組みについて～
- フロア毎で異なる情報共有の方法の統一し、長過ぎる申し送りに要する時間の短縮を目指して取り組みを行なった。書式を統一し、また重要な申し送り事項を職員用メーリングリストで定期配信するなど取り組んでいたことで、平均30分かかっていた申し送り時間が平均7分にまで短縮できた。