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講演要旨
安全で効率的な食事介助のスキルアップ
- スキルアップには、「観察眼」と「複眼的思考」が必要である。「観察眼」とは、食べる力を回復させるために何ができるのか、どうすれば食べられうのかを注意深く観察して問題点を突き詰めることであり、「複眼的思考」は、自分だったら、自分の家族だったらどうしてほしいかを考えることである。観察眼と複眼的思考を持って行動していくことで、技術が磨かれていく。
- 安全で、食事に集中でき、食欲を増すための環境をどのように調整していくかを、常に考えながら介助を行うことが大切である。
食べたいという願いを実現していくために
- 食べるということは「よりよく生きること」である。生命の長さを伸ばす医療福祉から、生命の希望を伸ばす「人に優しい高齢社会へのパラダイムシフト」が必要である。
- 「食べたい」という願いを実現するために、実践的スキルを磨き、食べたい願いを実現できる包括的支援を行うことが、私たちの責務である。