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次に、今回のセミナーに来賓としてご参加いただいた、日本看護協会 副会長 齋藤 訓子氏よりメッセージをいただきました。

日本看護協会 副会長 齋藤 訓子氏

岩尾副理事長より紹介いただき、今回参加させていただくことになりました。このように医療・介護に精通する様々な職種の方が一堂に会してのセミナーで、自分たちの現場の問題・課題を解決していくためのたくさんの演題を聞かせていただき、大変勉強になりました。
私は、職能団体に所属して、診療報酬や介護報酬の改定などにも関わっているものですから、このような会合があると、何か次の改定の役に立つことはないかとすぐ探す癖がございます。今日伺った発表の中には、排泄自立のケアがたくさんありましたが、今年の4月からの介護報酬の改定では、オムツはずしのケアも算定されるようになることになっています。これは、私たちの協会が3年前より「食べるケアはあるのに、なぜ出すケアはないのか」と新議会の方で提案してきた経緯もありますし、老人施設協会からの要求もありまして、そのような改定が行われることになりました。排泄の自立は、在宅医療が可能になるかならないかの大きなメルクマールになります。そういった意味でも、健育会グループの皆さんは先駆的な取り組みを日常的に行なっており、それがこのような発表の場にも表れているということを実感いたしました。
本当に様々な職種の皆さんが、患者さん・ご利用者の生活のクオリティを上げるために、あるいは幸せのために取り組みを行い、そして自分たちも満足ある働きをしているということで、大変感銘を受けました。このような活動がさらに充実し、そしてそれが患者さん・ご利用者の幸せにつながるというような良い循環が発展していくことを願っております。

その後、懇親会の乾杯のご発声は、健育会グループの顧問弁護士 宮澤 潤先生よりいただきました。発声の前には、「みなさんの発表を聞かせていただき、ありがとうございました。今日は、患者さん・ご利用者に向けた取り組みに加え、組織内部での改善の取り組みも多くあったことが印象的でした。やはり、良い医療・介護は健全な経営の中から生まれてくるのだと感じました。」とのお話をいただきました。

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