Vol.309 2024年度の新入職員中途研修を実施しました

そして昨年から、「our team経営」として全員参加で強い経営基盤を作るというのを実践しています。意識を持って経営に参加していただいた結果、ものすごい勢いで経費を削減してくれました。これからは日本の人口も減少し、病院も少ない人数で高い生産性を出さないといけません。そして、長時間勤務する時代ではなくなってきています。勤務時間が終わったらさっさと帰って自分の生活を楽しむ。それが強い生産性に繋がると思います。1に安全、2に経営、3に親身な対応。まず安全な医療を行い、our team経営で利益を出して社会に貢献する。そして愛情を持って親身に対応すること。愛情を持って接することによって、幸せホルモンが分泌されます。それによって治癒力が増すのです。自然治癒力というのは、リハビリテーションにおいても特に大切なことです。ですから、幸せホルモンが出るような接し方を心がけてください。

今年トライしていること、それはブランディングです。健育会グループの病院のブランドを上げることを目的としています。ブランディングには2つあり、外に対して健育会グループをアピールする「アウターブランディング」。そして、皆さんと色々な話をすることによって職員が健育会グループに対して愛情を持ってもらう「インナーブランディング」。皆さんからいろんな意見を聞いて直せるものは直していく。忙しい中ディレクターと話す時間も多く大変だと思いますが、それも皆さんの生産性を上げる「インナーブランディング」だということを、理解していただけたらと思います。

最後に、健育会が大切にしていることを話します。それは、「人間の尊厳は平等である」ということ。これは絶対に忘れてはいけないことです。よく医療機関で人の命は平等だと言ったりします。私も医学部でそう習いました。しかし現場に出て、命は平等ではないのだということを知りました。

しかし、人の尊厳は皆さんの気持ち次第で必ず平等に扱えます。だから、私は皆さんの心が豊かになる経営を目指します。そのために健育会グループは、福利厚生を手厚くしました。民間ですけれども、国の方針である少子化対策も考慮して、結婚や子育ても支援していきますので、どんどん利用してください。

さらに、私は皆さんのやりがいのある職場環境を作ります。どんなに忙しくても仕事にやりがいが持てれば、家に帰った時、心地よい疲れの中で夢を持てると私は思っています。勉強することと、ご利用者様や上司からきちんと評価されること、この2つによって使命感は育ちます。健育会グループは使命感を育てるために、教育や評価に力を入れています。皆さんが心から豊かになれるような経営を目指しますので、皆さんもぜひ一生懸命仕事も勉強も頑張って夢を持って、「人間の尊厳は平等である」という心を大切にこれからも頑張ってほしいと思います。