2021年 敬老会の模様
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、今年はご家族や外部ボランティアの方々を呼ぶことができず、ご利用者と職員のみの敬老会となりました。
みなさまが毎年楽しみにされている栄養科特製の昼食では、季節の食材である栗を丸ごと使った料理や、いくらをふんだんに使ったちらし寿司をなど彩り豊かな「感謝祭お祝い御膳」を堪能していただきました。
感謝祭の会場は「サービス付き高齢者向け住宅花ぴりか」の他、1階の「デイサービス」や「看護小規模多機能ナースイン花ぴりか」の3会場で開催。「サービス付き高齢者向け住宅花ぴりか」では、職員によるウクレレ演奏や大道芸を楽しんでいただき、「看護小規模多機能ナースイン花ぴりか」では職員の全力よさこいの披露など、それぞれの会場で工夫を凝らしたイベントを披露しました。また、すべての会場では敬老の日のお祝いとして長寿のお祝いと記念品を贈呈。ご家族からのメッセージには涙ぐまれる方もいらっしゃいました。
当日、正面玄関と各ユニットには、ご利用者が作成したフラワーアレンジメントをあしらい、彩り豊かな雰囲気となりました。12時から長寿表彰式を開催し、対象者9名に、石川ディレクターから賞状を手渡し。継続して利用されているご利用者の最高齢は107歳でした。
ランチでは栄養科職員による握り寿司の実演が行われ、握りたて(嚥下食の方には嚥下用握り寿司)が振舞われました。刺身や天ぷら、赤飯に鯛めしと、見て豪華・食べておいしい食事にみなさん舌鼓を打たれていました。昼食後には、職員による演舞(はねこ踊り・よさこいソーラン節)を行い、アンコールの声が上がるほど盛況となりました。
また今回はリモート面会を実施。合計15組22名様が利用されました。しおん来設9組12名、自宅から2組4名、自宅からのオンライン中継の視聴は4組6名あり、ご家族にも敬老会の雰囲気や食事が見ていただくことができ、喜びの反響がありました。
ご家族やボランティアの方の受入れはできませんでしたが、ご利用者52名、スタッフ15名と、短時間でささやかながらとてもいい式となりました。今年は喜寿1名、傘寿5名、米寿2名、卒寿5名、白寿4名、長寿2名の計19名の方が、賀寿の対象でした。お一人ずつ名前を呼び、みなさまが元気に笑顔で応えてくださったことが印象的でした。午前と午後、2フロアで分け、それぞれ同じイベントを開催。お祝い対象の方の紹介をはじめ、表彰状授与やイベントを開催。介護スタッフによるオルガンの演奏、看護師による歌の披露など、いつもは見られないスタッフの姿に、涙するご利用者もいらっしゃいました。
全員マスク着用し、感染対策に努めながら「どうすればご利用者にこのひとときを楽しんでもらえるか」――音楽や飾りつけのほか、賀寿の方につけていただくお花も一つずつ手作り。参加者全員で心から楽しみ、心温まる時間を感じることができました。みなさまの笑顔が見られる1日となりました。