最新レポート

講演の後は、介護の部の症例発表が行われ、以下の9題の発表が行われました。

症例発表[介護]の部〈全9題〉

ひまわり訪問看護ステーション 理学療法士/菊地 教美

理学療法士/菊地 教美

悪性リンパ腫再発後の抗がん剤治療・放射線治療後に要介護状態で自宅退院し訪問看護・リハビリの介入にてADLが改善した症例
悪性リンパ腫再発で総合病院入院中に抗がん剤治療・放射線治療後に要介護状態で自宅退院となった。訪問看護・リハビリ介入にて体調を管理しながらリハビリを進めることで徐々に運動量・活動量を増やすことができるようになり、ADL(BI)60/100点から95/100点と概ね自立までの改善に繋がった。

介護老人保健施設 しおん ケアワーカー/竹内 美咲

介護老人保健施設 しおん ケアワーカー/竹内 美咲

元気な頃の自分に戻りたい
腰椎圧迫骨折で入院。退院後に家族の介護負担増大、リハビリ希望ということで当施設に入所となった。本人の身体の状態に悩む気持ちに寄り添い、トイレに自力でいきたいという希望を叶えるために焦らず声がけを続けリハビリを行った。本人の頑張りと職員の関わりの相乗効果により、在宅復帰に繋がった。

ケアセンターけやき 作業療法士/吉田 卓

ケアセンターけやき 作業療法士/吉田 卓

覚醒レベルの変動が激しい症例に対し、けやき一丸となってアプローチした一例
低酸素脳症を呈し、意識レベルの低下からADL全介助、入所時は不穏な状況が続いていた症例に対し、他職種で会議を行いそれぞれの役割を決めて身体・精神機能面の双方に刺激を入力を行なっていくことで覚醒時間が増加した。チームアプローチを行うことでADL介助量の軽減、生活の質が向上した。

ライフケアガーデン熱川 看護師/土屋 直美

ライフケアガーデン熱川 看護師/土屋 直美

口から食べたい!
誤嚥性肺炎を繰り返していたが「口から食べたい」という本人、家族の希望を叶えるためにチームアプローチを開始。全身状態の観察をして、嚥下体操、口腔ケアを行なったことで、誤嚥することなく3食摂取できるようになった。チームによる適切なケアと本人の頑張りで入居当時と同じ生活を取り戻した。

教育・研修