Vol.322 「健育会グループ第19回看護・リハビリテーション研究会」を開催しました

発表《後半》 リハビリテーション部門

  • 6.回復期脳卒中患者における
    食形態決定因子の検討
    花川病院
    湯浅燈雅
  • 7.ウェルウォーク歩行練習における
    下肢荷重量のばらつき
    ーFACによる群間比較および前後変化の解析ー
    竹川病院
    田坂龍太
  • 8.ICFを使用した当院外来透析患者の分析
    西伊豆健育会病院
    藤巻龍一

後半の各発表・質疑応答を終え、座長の重田洋平院長(石川島記念病院)から、講評をお話しいただきました。

発表された知識をいち早く自分たちの現場でも活用したい、という皆さんの強い熱量がディスカッションの様子から伝わってきました。
研究において最も大切な部分は「結果」ですが、発表の中で「結果」や具体的な対策案が明瞭化されていないものも見受けられました。例えば「Case-Based Learningが新人作業療法士の臨床推論に与える影響」では、Case-Based Learningとはどんな学習法なのかという説明や、どのような臨床に活かせるのかといった具体例が足りませんでした。具体的な対策や「結果」が明確になれば、すぐに他の病院、施設でも取り組むことが可能になり、より良い影響をグループ全体にに与えることができると思います。今後は具体的な対策部分までしっかり発表するよう心がけてください。
また、既に論文になっているテーマを、新たな視点から調査している施設もあり、研究活動がより精査され、盛り上がっている印象を受けました。一過性で終わることのない研究を掲げることは、健育会グループ全体の向上にも繋がります。明日からチャレンジしたくなるような研究を、これからも続けてほしいと思います。