Vol.329 「第20回TQM活動発表セミナー」が開催されました

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  • 12演題目-作業時間の自己測定に取り組んだ点は、TQM活動において業務効率化と質向上に有効な手段であり、その取り組みが結果に結びついたのだと感じました。自己測定を通じて作業時間やタスク配分を可視化し、無駄を特定して組織のパフォーマンス向上に貢献することは重要な活動です。中間評価による更なる効果創出も素晴らしいと感じました。今後進むDX化やペーパーレス化にも引き続き力を入れてほしいです。

    13演題目-コスト削減に対する「根性」を感じ、大変感銘を受けました。コスト削減と品質低下防止の両立は重要なポイントです。業者選定において廃棄業者にまで関わったり、職員の得意分野を活かした取り組みは、TQM活動として非常に価値の高い取り組みです。他部門との連携も良く、さらなる成果を期待しています。

    14演題目-入院オリエンテーション時間を大きく削減できた非常に良い取り組みでした。オリエンテーション動画の作成は、他の施設の参考にもなるでしょう。うまくいかないケースには従来のしおりで説明するなど、柔軟に対応している点や、家族の満足度や理解度をアンケートで確認していた点も評価できました。

    15演題目-コロナ禍で一時期減少した余暇活動の実施回数を増やす取り組みは、目標達成はできたかと思います。一方で、ご利用者のメリットや影響が見えづらいと感じました。一方で他職種を巻き込んだ取り組みは非常に参考になりました。余暇活動の増加が良い影響を与えていると思われるため、今後はADLや認知度の変化をデータ化していくと良いでしょう。

    16演題目-水分摂取という重要かつ難しい課題に挑戦する姿勢が良いと感じました。基礎疾患を持つご利用者への配慮も、医師と確認しながら進めている点や、スライドの分かりやすさも評価できました。水分補給を望まない方の周囲に、よく飲む方を配置して水分摂取を促すアプローチも素晴らしいと思います。わずか3例の取り組みでしたが波及効果もあったため、今後は施設全体での成果と変化に対する取り組みに期待しています。

    17演題目-高齢者に合わせた適切な介助方法の知識共有に、動画やiPhoneを活用して表皮剥離の発生を効率的に抑制できていると感じました。セラピストとの協力による他職種との連携も評価できました。職員個々の技量が異なるため、今後は定期的な技量チェックが有効になってくると感じます。

    18演題目-長年未着手だった問題に対し、積極的に取り組む姿勢が素晴らしいと感じます。その決断力と取り組みにより、動線確保などが業務効率化に繋がったと思います。適正台数設定において他職種を巻き込んだ点も良く、目の前の課題を共有し認識し合えていた点が評価できました。

    19演題目-ユーモアがあり、非常に聞きやすい発表でした。初めての「課題達成型」の取り組みや、AIを活用した目標設定も参考になりました。SNS活用は患者さんの来院率の向上や職員リクルートにも効果が期待できます。TQM活動を「楽しみながら取り組む」ことを重視し、活動が自然と職員に根付いて循環していく姿はOur Team経営そのものであり、チームの努力を感じました。