講演の後は、医師研修会の恒例となっているご家族のみなさんも招いた懇親会を行いました。懇親会の前には、今年の4月に開院したねりま健育会病院の酒向院長、11月に開院予定の湘南慶育病院の初代院長に就任予定の松本先生、そして同病院でスマートリハ室長を担当される予定の赤星先生にその概要を紹介して頂きました。
大泉学園複合施設では、私たちの基本は人間力を回復するリハ「攻めリハ」を行なっている。またリハビリをアーティスティックにしたいと考えており、街をアーティスティックにヘルシーデザインするという2つの柱で様々な活動を進めている。地元に愛され、信頼される複合施設を実践していきたいと考えている。
湘南慶育病院は、2017年11月6日に230床で診療開始予定である。通常の診療の他に、スマートリハ、認知症予防のメモリクリニック、湘南慶育病院と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)との共同研究室、未病対策センターを作りたいと考えている。また、SFCはインターネットを活用した最初の大学であるので、そのノウハウを使って住民サービス(Hospital in the Home)を充実させたいと考えている。
湘南慶育病院のスマートリハ室では、基本的なリハビリと最先端のリハ医療を合わせて、障害の回復過程に合わせて治療をシームレスに提供していく。他のスマートリハを提供する病院や機器開発を行うメーカーさんと協力しながらデータを収集して、効率的なリハビリプログラムを作っていく予定である。
3人の先生による発表の後、元 慶應義塾大学病院 院長、現 独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 名誉院長、現 三四会 会長で今年4月より健育会グループの顧問を務めて頂いている武田純三先生に乾杯のご発声を賜りました。