最新レポート

療養病床に勤務する看護補助者のターミナルケア態度に影響する要因 石巻健育会病院 西條 さおり
療養病床に勤務する看護補助者のターミナルケア態度に影響する要因を明らかにすることを目的とした。A病院関連5病院の療養病床に勤務する看護補助者179名及び看護部長5名に自記入無記名アンケートを行い調査したところ、療養病床に勤務する看護補助者のターミナルケア態度に影響する要因は、資格の有無、経験年数、勤続年数、教育の有無、自己学習の有無、関心の有無、ケアへの関わりであることが示唆された。
転倒転落カンファレンスが看護師の意識と行動に及ぼす変化 いわき湯本病院 渡邊 静
「転倒リスクマネジメント力」6カテゴリ33サブカテゴリを用いてカンファレンスを行い、計画の修正、評価を行う事で看護師の意識が向上し、予見予測した行動が取れるようになるかを明らかにした。 「転倒リスクマネジメント力」を用いたカンファレンスの実施によって、1)介入前後のアンケートで4カテゴリにおいて有意に改善し看護師の意識向上に繋がった 2) 介入実施前後の監査で全カテゴリで有意に改善し行動の変容に繋がった、という2点の結果になった。また、転倒転落カンファレンスの実施は、看護師の意識と行動に変化を及ぼした。
FIM「トイレ動作」確立に着目したトイレ動作介入プログラム指標の検証 ねりま健育会病院 岡田 美久
トイレ動作介入プログラム(以下プログラム)を入職時研修に導入し、妥当性を再検証する事でより高い信頼性が得られると考えた。プログラム導入前と導入後のFIMを比較すると、入院時FIMトイレ動作2~4点から退院時5点以上に改善した割合が有意に増加し、プログラムの信頼性が高まった。プログラムを入職時研修に導入した事がスタッフのスキルアップと意識向上に繋がったことが示唆された。
退院後訪問の経験が病棟看護師の退院支援の視点に及ぼす影響 花川病院 濱野 幸枝
退院後訪問を経験した看護師と未経験の看護師の退院支援に対する視点の相違と今後の課題を明らかにした。A病院回復期リハ病棟に勤務する看護師・准看護師42名アンケートによる意識調査を行ったところ、病棟看護師退院後訪問を経験した看護師は、患者の在宅生活を具体的にイメージできていることがわかった。また加えて、訪問看護師との連携の重要性を認識し必要な情報提供ができていることがわかった。

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