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長尾先生のご講演では、「終末期医療における医師のリーダシップ」という演題で、主に、「1・誤嚥性肺炎と胃瘻をめぐる諸問題、2・意思決定プロセスの課題、3・医師のリーダシップとは何か」についてお話いただきました。1,000例以上の看取りを行われた豊富な経験からのお話に、私も大変勉強になりました。

「終末期医療における医師のリーダシップ」長尾クリニック・院長 尊厳死協会の副理事長を務められている長尾和宏先生

長尾先生のお話の中で印象に残ったことは、2つあります。ひとつは、人生の最終段階における医療とケアについて、患者さんと患者さんご家族、そして医師をはじめとした医療従事者が、ゆっくりと時間をかけて話し合うプロセスが大切だということです。患者さん、そしてご家族に寄り添い、意思決定のプロセスを大事にして患者さんにとって最善の、ご家族が納得できる合意を形成することができるなら、それが最もよい終末期の医療・ケアであるということです。

講演の様子

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