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今回の理事長トークでは、いくつかの視点から、今年2017年を振り返ってみたいと思います。

1. 新病院の開院/新施設の開設
2. 外国人スタッフの活躍
3. ご家族向けサービスの充実
4. 外部学会における発表の質の向上

1. 新病院の開院/新施設の開設

今年は、4月に「大泉学園複合施設 ねりま健育会病院/介護老人保健施設ライフサポートねりま」が、そして11月には「湘南慶育病院」が開院いたしました。病床数は介護施設と合わせて410増えて約2,300ベッドに。また常勤職員数も455名増えて3282名となりました。1年でこれだけの仲間を新しく迎えることができ、大変嬉しいと同時に重い責任を感じています。

大泉学園複合施設
ねりま健育会病院・介護老人保健施設 ライフサポートねりま

2017年4月1日より開院した大泉学園複合施設は、2018年3月末までに満床になることを目指しており、現在では回復期が約75%、老健が約70%と順調に運営されています。

大泉学園複合施設

患者さんを紹介していただいている先生方からは、ねりま健育会病院については「一生懸命に、大変な患者さんも診てくれる」「送った後、患者さんが元気になって戻ってくる」「全身管理がきちんとできている」とういう信頼を、またライフサポートねりまについては「ご利用者が元気になって戻っていく姿」から地域のケアマネさん達の「あそこは頼りになる」という評判をいただいており、それが入院/入所につながっており、大変有難いことだと感じています。

一方、開院当初の想像を上回るほど練馬区や地域の皆様の協力も得られており、多くの方が病院の見学に訪れています。また、退院した患者さんがその人らしく快適に地域で生活しているかを調査するシステムも稼働させており、練馬区と一体となった「病気や障害があっても社会参加しやすい街づくり」に向けても一歩一歩前進しているようです。

課題は人材の確保と教育です。特に教育については、開院して1年未満ということで、「全ての人間がスペシャリストである」という状態にはまだなりきれていません。今年度末に向けて、職員が「成長を実感できる職場」「働くことにプライドを持てる職場」を目指し、人材育成に向けて戦略的に取り組むことが重要です。そのような中、病院では、管理職が講師を担って毎週月曜に勉強会を開くなど積極的な取り組みも行われており、今後の成長に期待しています。

院内勉強会の様子

理事長トーク