>Vol.163
>理事長トーク
HOME

タイトルバー

今回の理事長トークでは、前回に引き続き「本質サービス」の質を管理するための「医療の質マネジメント計画」と質の向上を図っていくための「職員の教育」について、東邦大学医学部教授 長谷川 友紀 先生と健育会グループの森 智美さんとの3人で話した内容を紹介します。

これから着手すべきは「医師への教育」

これから着手すべきは「医師への教育」

理事長看護師と介護士については、組織的に教育する仕組みが健育会グループの中でできてきました。またセラピストについても、各病院の現場で実質的な勉強をする仕組みが既にできており、学会発表も活発に行われています。そしていよいよこれから着手すべきは、「医師への教育」です。

竹川理事長

長谷川遂に医師への教育ですか。健育会グループの求める医療のレベルが、どんどん高くなってきてるのを感じます。

理事長医師たちのそれぞれの専門領域のことについては、プロですから各々で勉強して欲しいと思います。毎年秋には医師研修セミナーも開催していますが、健育会が求める医師像は、それだけでは不十分だと感じています。医師に求める役割は「医の倫理の番人であることの自覚」と「クライアントから信頼される努力を惜しまない姿勢」という2つを掲げています。ですから、その実現のためにも人間力のある医師を組織的に育成していくことが必要だと考えています。健育会グループの医師は、離職率が低く、永年勤続表彰される医師もいるくらいです。他の日本の病院・医療法人を見渡してみても、人間力を高めるための教育に取り組んでいるところは少なく、実際に実施していくに際して、その手法については前例がなく模索しているような状況ですが、長く勤める医師が多くいるからこそ、教育のしがいがあるのではないかと私は思っています。

健育会グループ

理事長トーク