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竹川理事長

最後に私からも、以下のような話をしました。

「皆さんの発表に関して、全体的に質が向上してきていると感じています。特に、研究テーマが日常業務に非常に密着しており、その日常業務を改善していく示唆を与えるものだったという点が評価できると感じています。発表の仕方、そして内容も概して良かったのですが、考察の部分や対象を選ぶ際にやや論理的な考えに欠けた発表がありました。研究というのは、論理的な思考過程を勉強することにつながります。その点については、研究に関わるメンバーで客観的な議論を行い改善していって欲しいと考えています。
また、発表された研究については、先行研究があってのフォローアップ研究であることがほとんどです。我々のグループの研究発表も11回を重ねてきたわけですから、そろそろ原著に値するような研究が出てきても良いのではないかと思いますので、その点について今後に期待しています。
今年のキャッチフレーズは「一人ひとりの使命感が、ビジョン実現の原動力です。」と掲げています。忙しい日常業務の中で研究を行っていくことは、使命感がなければできないことだと考えています。そういう意味で今日の研究会では、皆さんの使命感の高さを感じました。本当に、ご苦労様でした。」

私からのコメントは、参加された皆さんには厳しいものと感じられたかもしれませんが、これは皆さんに大変期待していることの表れです。今回の研究会では、看護部門・リハビリテーション部門とも、座長の先生方からのご指摘も的確であり、また質疑応答についても議論を深めるものが増え、さらに有意義な研究会になってきていると感じています。研究会での学びを生かし、使命感を持ってさらに高いレベルでの研究を実現して欲しいと思いますし、その成果を積極的に外部の学会に発表し、グループとして医療・介護の発展に寄与してゆきたいと考えています。

竹川理事長

リハビリテーション研究会

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