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5 プロフェッショナル 医療職、管理職に共に、「見えないものがみえる」人がプロフェッショナルである。表面的に現れる事象だけ追っていても、問題・課題はなかなか見えてこない。「見えないものがみえる」とは、表面的な事象から、見えない問題・課題を探り、そして解決できることである。私自身、現場に必ず定期的に足を運ぶのは、テレビ会議等では見えない病院の雰囲気を感じ、現場の課題を見出すためである。
6 使命感 医療職は「使命感」を持っていて当たり前だという考え方もあるが、健育会グループでは「使命感」は、病院・施設で「育てる」ものであると考える。育てるために必要なのは、「教育」であり、「評価」である。健育会グループで行っている「理事長賞」等もその一貫である。教育と評価によって、使命感は育てることができる。
7 できないという判断 「できないという判断」はできる判断を下すよりも、遥かに難しい決断である。なぜならば、「できないという判断」は、全てのできる可能性を追求し、それらをすべて不可能だと判断して、はじめて「できないという判断」を下すからである。
8 対立が生む活力 組織の活性化のためには、「健全な対立」が必要である。健全な対立とは、相手を認めあいながら公の場で意見をきちんと言い合い、納得するまで話し合うということである。反対に、セクショナリズムのような不健全な対立は、組織を非効率にし、衰退させていく。
9 不二 一見、対立していて相反するように見える事柄も、突き詰めていけば対立ではなく一つものであるという考え方。病院経営で一見、医療の質と利益の追求とは相反することのように見えるが、つきつめれば一緒のことであるということに通じる。病院経営はまさに、不二の精神である。
10 光輝く民間病院 健育会グループの病院ミッション。財政事情が厳しい日本において、医療・介護を国の財政状況が厳しくなろうとも、きちんと支えていくためには、民間活力が非常に大切である。民間活力を生む原点は、具体的に言うと「効率性」と「決断のスピード」である。

これらのケンイク・ワードは、私たち健育会グループの職員全員が共有すべき価値観であります。これを機会に、新しく仲間入りした病院・施設の皆さんも、その意味を理解できるまで読み込んで欲しいと思います。もし、疑問に思う点があれば、私や上司に投げかけて下さい。

竹川理事長と健育会グループの職員

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