3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災した皆様、そのご家族の方々には心からお見舞いを申し上げます。
健育会グループにおきましても、地震発生直後から情報収集を開始するとともに、2011年3月11日16時に「東北地方太平洋沖地震 災害対策本部」を健育会グループ本部(東京都千代田区神田錦町)内に設置し、24時間体制で健育会グループの全ての病院・施設の患者さん・利用者さん・職員の安否情報の確認ならびに支援を行っております。
特に健育会グループで甚大な被害となっているのは、宮城県石巻市の石巻港湾病院・ひまわり、福島県いわき市いわき湯本病院です。現在、災害対策本部にて把握している状況をご報告致します。
【石巻港湾病院・ひまわり】
- 地震発生直後においては、すべての患者さん、職員の無事を確認。建物についても大きな被害はない旨の報告を受けております。
- その後、3月11日午後8時に津波が到達したという状況とすべての患者さん・職員が建物4階に避難し無事である報告を受けたのを最後に、病院・職員とも連絡が途絶えている状況です。
- 現在、ヘリコプターの手配など、出来うる最大限の情報収集に努めております。
【いわき湯本病院】
- 地震発生直後にすべての患者さん、職員の無事を確認。建物についても大きな被害はない旨の報告を受けております。
- 水等の物資が足りないとの連絡を受け、3月12日午前11時に車にて救援物資を載せ第一陣が東京を出発、現地に午後22時に到着しております。13日は午前6時に第二陣が出発し現地に午後14時に到着。救援物資の補給をしております。
- 家が倒壊した患者さんのご家族を施設内で受け入れています。
- いわき湯本病院につきましては、福島第二原子力発電所から40kmの距離に位置しております。万が一の事象に備え、情報収集を常に行ってまいります。
【その他の病院・施設】
- 患者さん・利用者さん・職員全員の無事を確認しております。
- 建物・設備についても軽微な被害となっております。
- 明日月曜より、通常どおりの診察を行う予定です。
- 電力不足の状況によっては、輪番停電の可能性があるとのニュースもあり、念のための全病院・施設に発電機の試運転と燃料の確保を指示しております。
今後も、災害対策本部で把握している病院・施設の最新情報については、ホームページにて随時アップしてまいります。未曾有の大震災ではありますが、健育会グループ職員一同、力を合わせこの困難を乗り越えてまいります。
災害対策本部長
竹川 節男