2015.3.2
平成22年から続けてきた、
この理事長トークが、前回vol.100回を迎えました。
今回は、この5年間を少し振り返ってみたいと思います。
健育会グループは、今年創立62年目を迎え、病院7ヶ所、クリニック3ヶ所、入所型介護施設9ヶ所、介護事業所32ヶ所(2015年2月末現在)のグループに成長しました。私は、日常からできる限り時間をつくって病院・施設の現場に足を運ぶように心がけていますが、それでもグループ全体で非常勤職員を含めると3000名以上いる職員の皆さんとお話することは、なかなかできません。ですから、出来るだけ多くの職員の皆さんに私の考え・想い、そして健育会グループのトピックスを伝えるためのツールとして、私のブログでもあるこの「理事長トーク」をとても重要だと考えています。
中でも理事長トークが大きな意味を持ったのは、平成23年3月11日に起きた東日本大震災の時です。健育会グループでは、宮城県石巻市の石巻港湾病院・ひまわり、福島県いわき市いわき湯本病院が被災。石巻港湾病院・ひまわりに至っては、発災直後は連絡がとれていたものの、津波の被害を受けてからは連絡が途絶えた状態でした。そのような中、健育会グループの情報発信の要を担ったのが理事長トークです。震災発生直後に「東北地方太平洋沖地震 災害対策本部」をいち早く本部内に立ち上げ、24時間体制で健育会グループの全ての病院・施設の患者さん・利用者さん・職員の安否情報の確認ならびに支援を行い、把握した情報とグループの動きを理事長トークを通じて発信し続けました。電話での連絡が困難な状況の中、患者さん・ご利用者を預けてくださっているご家族、そして職員の家族など多くの方に向け、早く最新の情報をお届けしようと必死でした。