2016.3.25
2016年3月19日(土)、東京都中央区の東京コンベンションホールにて、第10回看護・リハビリテーション研究会が行われました。 この研究会は、各病院・施設の看護師とセラピストがチーム単位で研究テーマを選定し、1年を通じて研究したその成果を学会形式で発表する場です。質の高い医療を継続的に提供していくために、「医療専門職は、論理的思考・統計的な視点を身につけた科学者であるべきである」との考えからはじめたこの研究会も、今年で10回目となりました。
山口先生のご講演は、認知症の定義に始まり、臨床に基づいた簡単な判定方法の紹介、治療薬の投与について、認知症の脳活性化リハビリテーションなど、幅広くわかりやすいお話をいただきました。私は、地域包括ケアというのは、「その人がその人らしく、その地域で最期まで幸せに生きられるように、医療・介護・行政が支えていくこと」だと考えています。山口先生のご講演は、その実現のためのヒントが散りばめられており、参加した職員にとっても大変有意義な内容でした。