前号の理事長トークでご報告した通り湘南藤沢記念病院の地鎮祭を終え、
改めて、開設準備室長 松本 純夫先生と詳細を確認しました。
竹川理事長松本先生のような独立行政法人国立病院機構 東京医療センターの院長(現 名誉院長)や慶應義塾大学関連病院会の会長(現 顧問)、内閣府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 新戦略推進専門調査会委員など、重要な役職を歴任されている素晴らしい方に、湘南藤沢記念病院の開設準備室長としてご活躍いただけることは、心強く思っております。
松本先生ありがとうございます。今までの経験を大いに生かしていきたいと考えています。
竹川理事長湘南藤沢記念病院への期待は、大きく3つあります。3つとは、(1)藤沢市から期待されている地域救急医療への貢献、(2)神奈川県から期待されている慢性期医療やリハビリテーションの実施、(3)この地区(遠藤地区)にお住いの皆様の生活の充実度を上げるITを駆使したサービスの実施、です。(1)については、西伊豆健育会病院や石川島記念病院で培ってきた2次救急の経験を、(2)については健育会グループで蓄積してきた高齢者の方の慢性期の医療やリハビリテーションのノウハウを生かしていきたいと考えています。そして(3)については、まさに松本先生のご専門ですね。
松本先生はい。私は内閣府の医療・介護におけるITの活用についての委員も拝命しており、まさに今、議論を進めている最中です。そのキーワードは、「Hospital in the home(ホスピタル イン ザ ホーム)」です。高齢化、核家族化が進行し、独居世帯が社会問題化している中、在宅で家にいながらネットを介して病院とつながる見守りサービスが実現できれば、日本を元気にできると考えています。また、医療・介護機関がクラウド化し、医療と介護がシームレスに連携できるようになれば、患者さんにとって本当に必要なサービスを提供できるようになると思います。そのモデルケースを藤沢市でつくり、全国へ発信できればと考えています。