2011.6.21
健育会グループでは、約120名のグループ内全管理職を対象とした管理職研修を6月1日より計5回おこないました。今回の理事長トークでは、この全ての研修の最後に私が話をした内容を掲載したいと思います。
私は管理を、「ルールを決めて徹底すること」と定義しています。ここでいうルールとは、組織の中で自分が任されている範囲のルールのことです。自分が責任をとるルールとはどの範囲なのかをしっかりと理解したうえで、ルールについては、管理者自身が決めなければなりません。以前からこのルールでやっている、前任者が決めたルールだからということは全く通用しません。管理者が変わればルールが変わることがあっても当然です。そういうことで、組織はさらに活性化されていきます。本当にこのルールでよいのか、自分で考えて決めていくことが管理職には求められています。また、自分がどのルールまで決めてよいかということは上司と相談し理解してください。
そして、自分が決めたルールについては、部下によく説明しなければなりません。説明することと徹底することは意味が異なります。部下にルールを徹底するには、管理職としての力量・手法が重要になってきます。
また、管理職が部下にルールを徹底する手法は一つではありません。強いリーダーシップを発揮し徹底する人もいれば、部下を誉めて徹底する人もいます。その人の強みや特徴にあった徹底の仕方があり、その手法にはこうしたほうがよいという公式はありません。