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1月6日 西伊豆健育会病院

西伊豆健育会病院 永年勤続表彰式の様子

西伊豆健育会病院は、この25年間一貫して、地域の救急医療に従事するという目的に向かって邁進してきました。それは自他ともに認めるところで、地域内外から非常に高い評価を頂いています。昨年の業績も順調で、理念の映像化についても素晴らしい映像だったと感じています。
あえて、今年の西伊豆健育会病院では、新しい使命を考えていただきたいと考えています。そのキーワードは、地域包括ケア病棟です。地域包括ケア病棟の役割については、いろいろな人が様々なことを話していますが、すでに約30年前から人口約7千人の広島県の御調(みつぎ)町で地域包括ケア病棟という概念がありました。寝たきり老人ゼロを目指して着任した公立みつぎ総合病院の山口先生が地域包括ケア病棟を提唱したのです。山口先生は行政と連携し、介護施設をつくり、訪問ケアを充実させ、それらを有機的ネットワークとしてつなげていきました。この取り組みが、高齢化・人口減少に直面する御調町の中で、寝たきり老人を減らして、老人の自立度を高めた成功事例となっています。この西伊豆町もまさに高齢化・人口減少に直面しています。その中で1人1人の高齢者の方にいつまでも元気であって欲しい。そして、その実現の中心にこの西伊豆健育会病院がある、ということを新たな使命だと認識していただきたいと思います。私も支えますので一緒に頑張っていきましょう。

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