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2004年、私が経済同友会の医療改革委員長を務めていた際にとりまとめた「医療先進国ニッポンを目指して」の中で、“日本の医療従事者不足に対応するため、これからは海外からの人材受け入れが必要である”と明記し、健育会グループではEPA制度に先駆けて、フィリピンから看護師資格を有する留学生 の受入れを独自に開始し、さらにEPA制度が始まってからは積極的に海外からの人材を受け入れを行ってきました。

経済同友会 医療改革委員会 委員長時のパンフレット(2004年4月)
経済同友会 医療改革委員会
委員長時のパンフレット
(2004年4月)
フィリピンから受け入れた人材

健育会グループでは、フィリピンからこれまで15名の人材を受け入れており、看護師2名、介護福祉士3名の国家試験合格者を輩出しています。特に、2013年に看護師国家試験に合格したEPA看護師のメアリ ジョイスさんは、今では竹川病院での勤務に加えて公立大学法人首都大学東京にて特任助教として、これから国家試験を受験するEPA看護師の指導にあたるなど活躍中です。今回の報道は、このような健育会グループの継続的な取り組みが、日本とフィリピンをつなぐ架け橋の一助となっているとの評価であると感じ、大変嬉しく光栄に思っています。

2013年に看護師国家試験に合格したEPA看護師のメアリ ジョイスさん

2016年1月現在
  看護師合格者 看護師候補 介護福祉士合格者 介護福祉士候補
フィリピン 2 5 3 5 15
インドネシア - - 2 2 4

外国人技能実習制度の対象業種に来年度から「介護」が加わるという検討も進んでおり、これからますます海外からの医療・介護人材の受け入れは活発化していくものと考えます。健育会グループでは、これからも将来を見据え、海外からの優秀な人材の受け入れに積極的に取り組んでいきたいと考えています。

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